今回は店舗責任者すなわち店長の上席にあたる、
運営責任者、の役割について触れさせて頂きます。
そもそもその役割とは?
①店舗メンバーへの経営側メッセージの租借、動機付け
②各店舗の目標達成に向けた戦略立案と各店長へのマネジメント
③そのためのバックアップ、サポート等を含めたマネジメント
④進捗、実績、今後の予測も含めて経営陣への報告相談
①は会社が何を考えて、今後どうしたいと思っているかを『前向き』に伝える。
②は当然、目標達成させて誠実な利潤を生むために行う。
③は店長や副店長だけでは隅々まで行き届かないマネジメントのサポートで、
全スタッフへの称賛から育成、激励まで行う。
④経営陣から見えにくい現場の詳細を経営陣にとって必要な内容をピンポイントで伝える。
ざっと基本的なことを記載するとこの4点でしょうか。
私もこれまで多くのマネージャーと呼ばれる責任者の方々とお会いしてきました。
その役割は細かく記載するとキリがありませんが、
おおむねこの点については共通しているかと思います。
貴社のマネージャーの皆様はいかがですか?
その方の個性、キャリアなどによって強弱があるかと思いますが、
弱い点を見直し、強みは生かして頂きたいと思います。
さて、もう一つ意外に重要な役割があります。
それは・・
よくショップの方々が言われる上長への要望ベスト3
●もっと店に来てほしい
●自分たちがどんな風に苦労しているかわかってほしい
●賞賛してほしい
この3点です。
つまり、「見て欲しい」という承認欲求が強いんですよね。
その手間惜しまずに現場に出向き
可能な限りスタッフに声掛けすることで
絶大なる信頼関係ができる・・・そう思えばこれもまた”安いもの”です!
店舗に行ってスタッフの活躍を見ることは
信頼関係構築に役立つと記載しましたが
まずは、その時の声かけについて。
★普通レベル
「お疲れさま」「おはよう」の挨拶程度
よく売ってくれたスタッフにだけ、「よくがんばったな!」の賞賛
あとはバックで店長と濃厚打ち合わせ・・
★★良好レベル
挨拶は当たり前、
すれ違うスタッフには必ず苗字にさん付け呼び
特定のスタッフ(よく話す関係性のできたスタッフ)には
あだ名呼び”ハナちゃん”もしくは”ハナコ”名前呼び
★★★最良レベル
・名前の呼び方は全員統一
・声掛けはすれ違うスタッフ全員に行う
⇒たとえ素っ気ない態度のスタッフにもめげずに声掛け
・各スタッフの変化は些細なことでも伝える
・女性スタッフにはプロセス褒め
『毎日しっかり練習してたみたいだね』
『お客さまの動向をヒアリングするのが、やっぱり上手いんだね』
・男性スタッフには結果褒め
『よく獲れた!ナイス!』
『5件の光獲得すごい!』
・上記について、店長から聞いていることをしっかりと伝える
・どのスタッフについても必要な躾(しつけ)指導に関することを店長と協議しておく
⇒店長に丸投げしない
さて、いろいろ記載しましたが
マネージャーのみなさまのレベルはいかがですか?
最近の20代の方々の承認欲求たるものは大きいようです。
権限や責任を持った方からの承認は
モチベーション維持向上にも繋がるはずです!
<レスポンドニュース(2016年6月7日・14日配信)を改編>