商品知識を伴った動機づけが自信を生む

ケータイ業界にとって年に一度の稼ぎ時は「春商戦」ですね。
ここ数年は出荷台数の頭打ち及び、買い替えサイクルの鈍化等により
10年前のようにはいかない現実も帯びてきています。
またコロナ禍の影響もあり以前のようにならないでしょう。
それでも販売チャンスとしては重要な時期ですから万全な体制で臨みたいものです。

また、季節のイベントごとも購買意欲が増す時期ですよね。
ご承知の通り日本人はキッカケ好きです。
最近では”ハロウィン””節分”
古くは”バレンタイン””クリスマス”
いずれもいつしか文化になったものですよね。

しかしこういった時期に販売スタッフのモチベーションが低い、
セールススキルが弱かったら困ります。

よくお客さまへの提案声掛けが少ないスタッフに対して
朝礼や面談、または営業中にインカムで促しているところを
よく見ます。
もちろん重要です。
”あっ、つい忘れてました・・・”なんていう声掛けミスを無くす
という意味では大事な手段です。

しかし、”何度言っても変わらないスタッフ”がいると少々注意が必要です。
おそらく、商品知識が少なく自信がなくなっている可能性が高いと思われます。
そんな状態なのに、ただただプレッシャーをかけていくことは
間違いなく本人のモチベーションを下げていくだけでしょう。
逆効果と言っても過言ではないでしょう。

また、知識だけでなく商品そのものに対して”前向きな気持ち”がないことも考えられます。
「こんなの要らない!」
「私だったら使わない!」
「商材が多過ぎるので、自分がキライな商材は優先順位が低い」

こういったマイナス要素も十分考えられます。
この場合は一度やそこらの”説得”では成功しないことが多いです。

本人のそもそもの”視点”を変えるべきはないでしょうか。

なんで売らなきゃいけないか?
そもそもキャリアが、なぜ使ってほしいと思っているのか?
契約して貰ったら店はどうなるのか?
他社の類似商材と比べたらどうか?・・・

この辺りをしっかりと整理してあげて動機付けしなくてはいけないですよね。
もちろん一方的ではなく本人の考えをしっかりと受け入れた上で行うことは忘れずにです。
つまり”手間暇”かけないとスタッフは前に向いてくれないということです。

マネジメントの極意とはこういう事ではないでしょうか。
部下も考えや感情を持った同じ人間ですから
ご承知の通り、一辺倒にはいかないものです。

①そもそも商品知識が少ない
②商品をセールスしたいが自信がない
③知識はあるが、その商材に対してマイナス意識がある

この辺りは、本人の勘違いも含めて、しっかりと面談等で確認しましょう。
そして勉強会を開催して、商品の良し悪しの把握、セールストークについて確認、を行い
動機づけしていくことをオススメいたします。

<レスポンドニュース(2017年2月7日配信)を改編>

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