気を付けたい店頭でのスタッフ間の会話表現
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以前の日経新聞プラス1に
『何でもランキング 新人vs先輩 会社でびっくり!』
という記事が掲載されていました。

新人の驚き第1位が
『発言や休暇は空気を読んでから』という内容で
“会議で余計な発言をすると変な空気になる”
“有休があるのに取ってはいけない暗黙のルールがある”
独特の意思決定のしくみや実際の運用との落差などに
驚きの声が上がったとのこと

いっぽうで先輩の驚き第1位が
『友達感覚で話しかけてくる』という内容で
“何でも「マジっすか?」と返してくる”
“マジメな話をしていても受け答えが軽い”という印象を与えているとのこと

記事ではいつの時代も先輩と新人のギャップはつきもの
と、まとめられていますが、
先輩社員や店長、副店長からすると悩ましい問題ですよね。
ただ、彼等だけが悪いのではなく時代背景もありますので
悲観的に考えず、そして新入社員を責めるのでもなく
おおらかな気持ちで諭してあげて欲しいと思います。

さてケータイショップに限らずですが、接客販売業など
お客さまと接する機会が多い職種では
スタッフだけの会話が思いがけずお客さまに聞かれることがあります。
もちろん、十分注意が必要です。

販売に力を入れるようになってからよく耳にする言葉があります。
「あの客は熱い!」

要するにこの顧客情報とご自宅環境、お客さま志向からすると
光回線に、タブレット、大容量パケット、おまけにクレジットカードが
を提案し獲得できる可能性が高いので、ぜひ売り込みたい!
という意味ですよね。

以前、臨店研修で入店しフロア業務をしていた時に、
誠実そうな女性スタッフに発券機付近で
「あのお客さまは熱いんでぇ、ちょっと時間かけたいです」
と言われました。
次のお客さまが来店されていたら十分聞こえてしまいそうな勢いです。

ちなみに、その該当する“熱いお客さま”の姿を遠巻きに見ると
待ち時間にイライラ感を募らせつつ、じっと我慢している状況
残念ながら“熱さ”は全く感じられません。
熱くなっているのはスタッフ達だけ。
昔から言われる下品な表現で言うと
「あの客はいいカモ!」ですよね。
ちなみに“いいカモ”は
「よい獲物」「こちらの思うつぼにはまるような人物」
と三省堂 大辞林に記載されています。

せめて表現するなら
『販売勧奨したいお客さま』
『成約させたいお客さま』
店頭で使うなら隠語や略語が良いかもしれません。
マルマル獲得したい意味で『番号札101番はマル得で』
スペシャルのSを使って『発券番号1010番はSで』

いずれにせよ、
フロアで使う意味や表現に対する留意点などを
ぜひ全員に説明しておくことをおススメします。

店頭でのさまざまな表現にも
気遣いをして頂きたいと思います。

特にピュアな新入社員スタッフに伝えることも忘れずに!
『先輩達はつい使ってしまうかもしれないけど、あなた達は使わないようにね』と。

<レスポンドニュース(2018年3月27日配信)を改編>

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