スタッフと信頼関係を築くために必要な現場経験よりも重要なこと

年齢と共に一年が早く過ぎるように感じるのは
「日々の出来事にトキメキがなくなるから」
とNHKの「チコちゃんに叱られる」で以前、やっていました。
でも、ケータイ業界は、毎度毎度ニュースに事欠きません。

ここ数年で3キャリア共にショップ応対にNPS評価が導入されて、
CS“顧客満足”という表現がCX“顧客体験”という表現に変わるキャリアもあり
食品から物販、そしてエンターテイメント、Eコマースまで、
通信以外の商材サービスも充実し、ケータイショップはいったい何屋さんか?
と言われそうな、ラインナップに成長?を遂げましたよね。
そう言えば、電気のセット販売や保険は・・・。

「ドニーチョ」この表現にピンとくる方、業界長いですねぇ。

「バリサン」10代には通用しないそうで、もう死語です!

「写メ」これはすごい!いまの10代にも受け継がれて使われています。
ただ意味は本来、「写真付きメール」を指していたのに、
いつしかスマホカメラで撮影することが「写メ」になっています。

そんな意味も含めて、まだまだ変化していくケータイ業界です。

さて本題ですが、「元ショップ店長」や「元ショップ副店長」
「元ショップスタッフ」が研修講師やコンサルタントとなり
販売手法に関するアドバイスをするというスタイルが本当に増えました。

前述「ドニーチョ」が全盛だった約20年前の講師、コンサルタントと言えば
有名エアラインの元CAや大手コンサルティング会社のコンサルタントが主流でした。
素晴らしいコンテンツと共に、当時小売接客業としては“早熟”であった
ケータイショップに既存接客小売業のセオリーを導入しようと
各キャリアがこぞって資格制度と共に各研修会社等に依頼したものです。

ただ、どれだけ素晴らしい内容であっても“複雑怪奇”な手続きに
他業種ではあまり例を見ないアメーバの如く変化するオペレーションがある
ケータイショップには、どうしても“現場感”が不足しており、
大なり小なりストレスを感じていた方もいらっしゃったと思います。

その点で申し上げると「ショップ経験者」が教えてくれるというのは
本来あるべき育成であり、その説得力に勝るものはないと言えます。

同じことは各代理店の運営責任者以上の方々でも同じかもしれません。
やはり「ショップ経験」のある方と、未経験の方では
スタッフへの共感度や説得力には差があるかもしれません。

決して未経験ではいけないという意味ではありません。
もちろん未経験の方であっても、現場をしっかりと理解し、
スタッフに対する共感をしっかりと行いながら、
叱咤激励できていらっしゃる方々もたくさん存じ上げております。
そういう方々の共通点は、誠意をもって向き合い、信頼関係を築いておられることです。

逆にショップ経験があって上層部に行かれたのに、、、、
誠意なく信頼関係も築けず残念、、、という方も、
それこそ残念ながらおられます。

やはりどれだけ経験があろうと、最終的には
真剣に向き合って取り組んでくれているか、ちゃんと誠意をもってくれているか
それらを部下が感じ取らないと、信頼関係は築けないんですよね。

<レスポンドニュース(2018年12月27日配信)を改編>

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