リーダーとしての適正を見極め適切な育成が必要

過去にケータイショップの現場の皆さまからお聞きした言葉。

「●●●にしたらもっと成長するかと思って任命した」
「もっとしっかりさせるために●●●に昇格させた」
「本人の成長のために●●●にした」
「社歴年数が経ったので●●●にした」
「ほかに人が居ないから仕方なく●●●にした・・・」
※●●●には店長、副店長、店長代理、チーフ、リーダーなどが入ります。

“メンバーの士気を高めるにはリーダーシップが大事”
“活気ある店舗は店長のリーダーシップ次第”
このことはどの経営者の方も運営責任者の方も
おわかりになっていることですよね。

いっぽうで多くの店長の方々も
下記のような内容でヤキモキされているはずです。
“販売力を高めるために販売に関するリーダーが必要だ”
“本気でCSを推進するリーダーを選出しなくては”

店内のリーダーシップを育てることは次期責任者を育てることに繋がり
店全体の運営力を高めることにおいても必要不可欠です。
かと言って、役職だけ与えてリーダーシップ力が強まるか?
と言うとそうではありません。

“ボ~ッと”してた生徒が
学校クラスの代表委員になった途端
しっかりするか???
と同じです。

大切なポイントは下記の通り
A:リーダー適正の見極め
B:リーダーシップの手法の育成
C:リーダーシップの心構え

A:リーダー適正の見極めは
適正試験など客観的に判断するための材料を
人事担当が用意しているところが多くなっています。

また、運営責任者の人事考課や所感判断、
部下からの評判も勘案されていると思われます。

B:リーダーシップの手法の育成は
社内の研修制度や現店長や上長からの直接指導によるものですが、
ポイントは
「①部下にわかりやすく伝える」
「②部下の心情を理解する」
「③部下をやる気にさせながら育てる」
「④部下がやる気になるように褒める」
「⑤部下に効果的に響くよう叱る」
この5点はよく店長や副店長の方々からお聞きする
問題点、疑問点となっています。
①は高卒のスタッフでもわかるように噛み砕いて説明できているか?
②③は世代や性別特性、個人個性によって変えることができているか?
④⑤は真剣に向き合っているか?

これらの点を、店長、副店長、リーダーの方々で
討議してみるのも効果的です。

最後にC:リーダーシップの心構えは
“販売実績が店内で一番でないと説得力がない”
“みんなから嫌われる役だと思っている”
“常に厳しく怒っていなければダメだ”
こんな声もよく聞くのですが、

大切なことは『敵意なく誠実に向き合う』ということです。

誠実に向き合っていればあなた自身の実績が高くなくても信頼を得ることができます。
誠実に向き合っていれば人として嫌われることはありません。
誠実に向き合っていれば仕事上の愛情も湧いてきます。

天性のリーダーシップを発揮できるという方は
実はあんまり存在しないのかもしれないですね。
接客マナーやセールス方法は、教わる必要があるということと同じで
会社の指示や店舗目標に沿うように
部下を活躍させたいのであれば、
そのやり方、人の動かし方も、
上記のようにぜひ社内で指導して頂きたいと思います。

<レスポンドニュース(2018年7月23日配信)を改編>

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