新入社員が疑問に思う電話での名乗り

季節の変わり目は、心にも変化が現れ易いと言われます。
新入社員の方々も入社から半年以上経つと成長を感じることもあれば
なかなかうまくいかないと思うこともあるでしょう。

“業務の独り立ちできました!”
“光回線も独りで獲得できるようになりました!”
“やる気、満開です!!”
という声ばかりなら安泰なんですが、

“いまだ業務が覚えられません…”
“思ってたより提案販売ができません…”
“お客さまや先輩達に怒られてばかりで疲れ気味です…”
“先輩達とうまくやっていけません…”
“最近モチベーションが下がってます…”
“実はもう…”

なんていう声もあるでしょう。
この時期は危ない時期でもあります。
せっかく時間と費用をかけて採用された訳ですから
ぜひ耳を傾けて、彼ら彼女らのココロの声を
聞き出してあげて頂きたいと思います。

広域系代理店は同期の人数が多いでしょうから地域毎に、
地域系代理店は2回くらいに分けて、
人事担当者や社長との昼食会などで
張り詰めた気持ちを緩めてあげることなど、効果的と思われます。

さて、そんな新入社員向けのフォローアップ研修で出た
彼らの疑問点をひとつご紹介します。
カンタンな話ですので、ぜひ店舗にご展開頂きたいです。

◆疑問
入社当初のマナー研修で外線電話の着信応答する際は
「〇〇〇(名前)でございます」と言うように教わったのに
店舗の先輩に「普通、“〇〇〇と申します”って言うから!」と
訂正指導を受けました。どっちが正しいんですか?

こんな疑問が挙がりました。
確かに、店舗に電話すると
「お電話ありがとうございます。●●●ショップ●●●店 △△と申します!」
という応答に遭遇することがあります。
しかもその確率は高いです。

正解はもちろん「△△でございます」です!
「申します」は”言う”の謙譲語で、「ございます」は”です”の謙譲語です。
敬意表現を取っ払うと
ございます⇒「●●ショップ●●店 △△だよ!」
申します⇒「●●ショップ●●店 △△と言うよ!」
となります。

着信受けの場合は「 △△ がこの電話を受けてるよ!」
という自分の存在を表現します。
そこに敬意表現を入れるので
「 △△ でございます」ですね。

ちなみに発信の場合は
「●●ショップ ●●店の △△って言うんだけど、■■さんは居る?」
に敬意表現を入れるので
「●●ショップ ●●店の △△ と申しますが、 ■■ さまはいらっしゃいますでしょうか?」
となります。

こんなこと、いちいち説明しなくても常識でしょ!
とお思いになる方には、どうでもいいことでしょうが、
そのどうでもいいことを理解できていない店舗の先輩方も
居るという事実にぜひ向き合ってあげて下さい。

<レスポンドニュース(2018年9月21日配信)を改編>

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